矢 島 築 館
秋田県由利本荘市(旧矢島町)矢島町築館
立地・構造
 矢島築館は矢島盆地の北西端、子吉川と荒沢川に挟まれた微高地(比高2m前後)に築かれた平城で、()で区画された単郭の城館と推測されます。規模は推定 東西80m×南北150mほど、現在 城址は築館集落に包括され全体が宅地になっていますが、東・西側に()の痕跡が見られます。なお城址東部に古寺の埋没祉があり、鎌倉後期と推測される板碑、骨壺、陶片、古瓦等が出土しているようです。(築館に関連するものなのかは?)
 築城時期・築城主体・館主ともに不明。伝承によると鎌倉初期、畠山重忠が由利郡矢島を馬草領地(牧場?)として統治した際、築かれた代官所と伝えられます。(『八幡寺縁起』
歴史・沿革
矢島築館 南側の濠祉
メモ
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形態
平城
別名
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遺構
濠祉?
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成20(2008)年10月16日
矢島築館は子吉川と荒沢川に挟まれた比高2m前後の南北に細長い微高地に築かれた平城で、往時 西ー南ー東側は()で区画されていたと推測されます。(写真左上ー南東側からの近景) 現在、内部は宅地化により遺構は消滅し(写真右上)、古峯神社が祀られる南東隅に明確な段差が確認できます。(写真左ー古峯神社 写真左下ー東側の段差) また西側に埋没を免れたと思われる()祉と思われる窪地が見られます。(写真右下)
秋田の中世を歩く