山 館
秋田県由利本荘市(旧矢島町)矢島町立石字山田
立地・構造
 山館は矢島盆地の北西部、子吉川右岸の段丘上(比高10m前後)に築かれた平山城です。規模は東西250m×南北120mほど、東側の狭隘部を堀で仕切った単郭の城館と推測されます。現在、遺構は残っておらず、城地の大部分は開墾されています。

 築城時期・築城主体・館主ともに不明。宝暦年間(1751−64
年)の矢島生駒藩郡奉行の『御領分覚書』「慶長館、館主不相知」と記されています。一説に中世 履沢氏の家臣 佐藤氏の拠した居館とも。
歴史・沿革
山館 南側からの遠景
メモ
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形態
平山城
別名
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遺構
郭(平場)
場所
場所はココです
駐車場
路上駐車
訪城日
平成27(2015)年12月13日
山館は矢島盆地の北西部、子吉川右岸の持子地区南方の低段丘上に築かれた平山城らしいです。(写真左上ー北西側からの遠景 写真右上ー南側からの遠景) 城址のある丘陵は東から西方向に張り出したもので、北ー西ー南側は高さ10mの段丘崖で画されています。(写真左・左下ー南側の段丘崖) 断崖下に濠も想定されているようですが ・・・・・、痕跡は見られません。でっ、現在 城地の中央を縦断するように車道が敷設されていますが、本来は単郭の城館だったようです。(写真右下)
内部の規模は東西250m×南北120mほど、西側の幅が広いひょうたん形になっていて、大部分が水田、果樹園になっています。(写真左上・右上) でっ、平場の南西端に佐藤家の墓碑と伝えられる江戸初期の五輪塔が安置されています。(写真右)