城 願 寺
神奈川県足柄下郡湯河原町城堀
 正式名称は「萬年山 城願寺」。宗派は曹洞宗、御本尊は聖観世音菩薩。草創は平安末ー鎌倉初期、「土肥郷」の領主 土肥次郎実平がこの地に持仏堂を創建したことを初源とします。そして その後、土肥氏の衰退により寺勢も衰えましたが、南北朝期 土肥実平の末裔 土肥兵衛入道が禅僧 雲林清深を招いて臨済禅寺として再興しました。そして城願寺「鎌倉五山」に次ぐ西相模の禅刹と認知されましたが、戦国初期 城願寺はふたたび衰退し、その後 早川海蔵寺の三世 大州育守により曹洞宗寺院として再興されました。なお境内に土肥一族の墓所や頼朝主従七騎の木像を祀る七騎堂があります。(場所はココです)
ビャクシン(柏槙) 
推定樹齢 800年、高さ20m、幹周6m、昭和14(1929)年 国の天然記念物に指定。
参道 
山門 
七騎堂 
「石橋山の戦」の敗戦後、頼朝を供奉して安房に逃れた七騎の木像を安置しています。(安達藤九郎盛長、岡崎悪四郎義実、新開荒次郎忠氏、源頼朝、土屋三郎宗遠、土肥次郎実平、田代冠者信綱
本堂 
土肥氏の墓所 
土肥氏の墓所 
土肥氏の墓所 
現地説明板によると左から実平夫人、実平、遠平、遠平夫人の五輪塔